働く人と会社のWin-Winな関係を応援するブログ

キャリアコンサルタントならではの視点で、日本人も外国人もなく、個性あふれる人材を最大限に活かす組織づくりを目指す人を応援するブログです。

人は誰でも、本当は自分の話を聴いてほしい。。。

こんばんは、木村千恵子です。

 

前回の投稿で、外部のキャリアコンサルタントを中小企業の経営層の皆様にもっと効果的に活用していただけたら良いな。。。というお話をしました。

 

そのテーマでもう少し書いてみます。

 

私はキャリアカウンセラー(注:最初に取得したのはキャリア・ディベロップメント・アドバイザー、通称CDAでした)として活動を始めて以来、さまざまな業界と組織で働く方々のキャリア面談をさせていただいてきました。

 

そしてほぼ毎回必ず、経営者様や人事・総務のご担当者の方が訪問した私を迎えてくださり、すぐさま面談対象の従業員の方を笑顔でご紹介下さいます。ごく自然な対応です。「何しに来たんだ!」なんて言われることは今のところほぼありません。(笑)

 

でもそんな経験を何度となく繰り返すうちに、私はふとある質問をその経営者様や人事・総務ご担当者様に問いかけたくなっている自分に気づきました。

 

その質問とは。。。

 

「◯◯さんご自身は、キャリアコンサルティング(またはキャリアカウンセリング)を受けたことはありますか?」

 

です。

 

先方の時間の関係もあって実際に問いかけることは少ないのですが、問いかけたとしても、「いやぁ、私は。。。」という類の返事が90%以上かなと思います。

 

組織の中でいわゆる中間層から下位の現場で働く人に対しては、厚労省が推し進める「セルフキャリア・ドック」という制度と助成金との絡みもあり、キャリアコンサルティングを受けてもらうことについて、少しずつ認知され始めてきているかも知れません。

 

しかし私は、本当は経営者の方や人事・総務ご担当者の方に、まずご自身でキャリアコンサルティングを受けてみていただきたいと思います。

 

そして、その効果や影響について自ら実感してみていただいてから、できれば自社の社員の方に受けるようにオススメいただきたいなと思うのです。

 

なぜなら、経営者層の皆様こそ、社内・社外を問わず、ビジネスに関わる様々な悩みや課題を抱えながらも機密漏洩その他の懸念もあって、仕事上の愚痴や日々の悩み事を第三者に聴いてもらうことがなかなかできない場合が多いと思うからです。

 

抱えている悩みや課題について、一般社員が上司や同僚に相談しづらいときに外部のキャリアコンサルタントに話を聴いてもらうことはもちろん大切な事です。

 

ですが、それでは不十分だと思うのです。社長や幹部社員だって人です。一般社員と同じように仕事や人間関係に悩み、業績の動向が気になって不安にもなります。

 

上司は部下の話をよく聞くようにというのはよく聞きます。ですが、社長や幹部社員のいわゆる経営層の方々だって、本当は自分の話を聴いてくれる人がほしいはずです。

 

部下は「言うことをきいてくれる」かも知れませんが、本当の意味で話をよく聴いてくれるわけではないことが多いからです。

 

でも、企業の中でキャリアカウンセリングやキャリアコンサルティングを受けてもらうといえば、一般的に、かなり高い確率で社長や幹部社員や役員は対象外です。

これはとても残念なことですね。

 

私は、どんなに小さな会社にも、必ず外部のキャリアコンサルタントとのつながりがあり、スタッフだけではなく会社の経営者も幹部社員や役員の方々も、みんな同じようにいつでも必要なときに外部のキャリアコンサルタントに相談できる、そんな職場が日本であたり前になったらいいなぁ、と心から思いますし、それを目指して一人でも多くの方にその良さを知っていただけるように活動していきたいと思っています。

 

今夜も働く人と会社のWin-Winな関係を願っています。。。

 

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