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キャリアコンサルタントならではの視点で、日本人も外国人もなく、個性あふれる人材を最大限に活かす組織づくりを目指す人を応援するブログです。

転職・中途採用が成功したその先は。。。?

こんにちは、久々の投稿です。

ここ数カ月転職活動を支援させていただいていた方々の中で、先週なんとお二人から立て続けに内定が決まったとの嬉しいご連絡をいただきました。

お二人は私が都内で開催した「ハッピーキャリア応援セミナー」に参加してくださり、熱心に転職活動に取り組んでこられた方々でした。

特に、私がお伝えした応募案件に合わせた効果的な職務経歴や志望動機・自己PRの書き方を積極的に取り入れてくださった結果のご報告でしたので、応援していた私も本当にうれしかったです。

社会人経験豊富なお二人が、転職先の組織でそれぞれの理想とするキャリアビジョンに向かってじっくり活躍していってくださることを切に願うばかりです。

とはいえ、転職後、新しい組織になじめるのか、上司とはうまくやっていけるのか、期待される仕事のペースや量にうまく応えられるかなど、転職の内定をもらった瞬間から入社後に対する不安がよぎり始めるものですよね。

実際、中途入社の社員に対する入社後のフォローをどれだけ適切にできるかによって、定着率が変わるというアンケート結果もあるようです。

今年3月末のある民間のアンケート(https://partners.en-japan.com/enquetereport/144)では、調査対象の企業全体の約6割が定着率「70%以上」という回答だったとのことです。

これについて、同対象企業の4割が自社の「中途入社者の定着率が低い」と回答し、3社に1社の割合で「入社後半年以内が退職につながりやすい」と回答していることが分かりました。

これは、人手不足をなかなか解消できずに人材確保に日々頭を悩ませている中小企業の採用・人事担当者様にとってはかなり厳しい現実ですね。

せっかく苦労して採用した人材に半年以内で辞められてしまうのでは、採用にかかわる様々なコストを考えると経営にとっては本当に痛手です。

では、その定着率を改善するために、中途入社後に組織としては何ができるのでしょうか。

アンケートの結果では、定着率向上のために行った取り組みの中で定着率に良い影響を与えた取り組みは「定期で行う人事(第三者)との面談」、次いで「定期で行う上司との面だ」だったようです。

この結果を見る限り、直属の上司との定期面談よりも、人事(第三者)との面談のほうが効果が高いという傾向があるんですね。

これは、もし入社後にうまく行かないなと感じる相手が上司だった場合、その上司との定期面談自体が離職に向かわせてしまう原因になってしまう可能性もあることを考えれば、信ぴょう性のある結果と言えるように思います。

ここで中途入社の社員の心境になって考えてみたいのですが、もし入社後に上司とうまく行かないと感じ始めていたり、組織の雰囲気になじめないと悩み始めていたら、中途入社した方はそのことを正直に上司や人事に相談できるでしょうか。

通常、採用面接の様子などから転職先の会社が自分に期待してくれていることを感じていればいるほど、入社後の自分の不安や組織に対する違和感を上司や人事に早い段階で相談することは、中途入社の社員にとってはかなりハードルが高い行動だといえるでしょう。

その結果、ろくに周囲に相談もできないまま、上司や人事も当人が組織になじめずに悩んでいることに気づかないうちに、中途入社した社員が違和感や不安に対処できずに入社後わずか半年以内に退職、という事態が発生してしまうこともあるのです。

そのような事態を危惧する中小企業の経営者や人事の皆様は、アンケート結果をご参考に、ぜひ専門家としての国家資格を持つ外部のキャリアコンサルタントをご活用ください。

外部のキャリアコンサルタントは、第三者として中立的な立場で中途入社の社員の方の悩みを聴くことができるので、本人が直接は言いづらい会社への要望や苦情を伝えやすくなるのです。

私が以前キャリア面談を実施させていただいた企業様の中でも、中途入社後すぐの面談で具体的な不安や悩みをお聴きして、職場で気になっていることを打ち明けてくださいました。

「それは、言わずに抱え込んだまま仕事を続けると大きなストレスなってしまうかもしれないので、そうなる前に、私から総務・人事にお伝えしても良いですか?」と確認してみました。

すると、「はい、直接はなかなか言いづらいので、木村さんから伝えてもらえると助かります。」とおっしゃって、悩みを話せる味方ができてホッとしたような表情された社員の方がおられました。

ちなみに、その方はそれからまた半年ぐらいあとに2回目のキャリア面談でお話を伺った際、職場環境にもなじみ、会社の期待を背負ってチームを引っ張る立場で奮闘しておられました。

このように、企業領域で活動する国家資格保持者のキャリアコンサルタントは、その組織の状況や経営方針を理解した上で、中途採用の社員の不安を解消して本来のパフォーマンスを発揮できるように導くために経営者や人事担当の方々へのご提案ができる存在でもあります。

前述のアンケートの結果が示す通り、外部のキャリアコンサルタントを早めのタイミングから活用すれば、大きなコストを負担せずに中途入社社員の早期離職を防げる可能性が高まります。

中途入社の方の定着に効果のあるキャリアコンサルティングをご希望の方は、下記からお気軽にご相談ください。ご相談と中途入社6カ月以内の方のお試しキャリア面談(1社1名様)は無料でいつでもご利用いただけます。下記フォームよりお気軽にご相談ください。

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今日も働く人と会社のWin-Winな関係を応援しています♪♪